里子サンギッタちゃん宅 3/2
1年4カ月ぶりに11年生のサンギッタちゃんに会う。5人家族で竹と藁の小屋に暮らし、先の地震で倒壊しすぐ横に建て直した。前にトタンを寄贈したが屋根の半分しかなく、稲わらを野ネズミがかじって雨漏りがして困るとのことであったので、3万円ほどをHEENEPに渡しトタン8枚を購入して届けるように頼んであった。 サンギッタちゃんに文具や手動発電式のライトを渡し、部屋で話を聞いた。先生になりたくて、12年生の後で4年間は大学に通う必要があり、最低でも年間3万円は必要とのこと。ところでHEENEPの支援は12年生までで、来年で終了する。もし大学を卒業して教師の資格をとっても、コネ社会のネパールで女性が教師として働くことはかなり難しい。今後の支援をどうするか悩むところである。(西村一郎)