2020年9月12日 会員各位 コロナ禍で生活困難になった里子家庭への緊急生活支援金についてのご報告 ネパール子ども基金(NCF)運営委員会 会員のみなさん、お変わりなくお過ごしのことでしょうか。さて、ネパールのコロナ禍による里子家庭の生活苦に対し、本年6月HEE-NEPからの生活支援募金の協力要請があり、会員のみなさんへご協力をお願いしたところ、566,000円の募金が集まりました。振込手数料2,260円を差し引いて563,740円をネパールのHEE-NEP口座に振込み、現地より入金が確認されたとの連絡を受け、7月12日に会員のみなさんにはメーリングリストでご報告した次第です。 全ての会員のみなさんから多大なご協力をいただいたことに再度御礼いたします。 みなさんから寄せられた募金で購入する生活支援物資を里子家庭へ配布する作業スケジュールに関して、その後の状況報告をいたします。 1. ネパールでは新型コロナウィルス感染により3月24日から全国封鎖(ロックダウン)が実施され、当初5月中には解除の予定でしたが度重なる解除延期があり、ようやく7月21日より解除が実施されました。ところが解除前後から再び感染が急増し医療施設が逼迫する事態となり、8月に多くの地方都市が都市封鎖措置を再開し、現在は全土でのロックダウンが実施されています。 2. HEE-NEPではNCFとも相談をして、みなさんからお預かりした募金で、米、豆、塩、砂糖、油、マスク、石鹸などを購入して里子家庭に配布をする予定で計画をしました。しかし、全国のロックダウンで移動が禁止され、現在も里子の家庭に支援物資を届けることができない状態が続いています。 3. コロナ禍での学校閉鎖により3月から休校が継続していますが、9月21日には解除予定との報道がされています。HEE-NEPでは、この新学期に向け9月26日に支援物資を里子に届ける計画で準備を進めています。 せっかくのみなさんのご厚意が、速やかに里子のもとに届かないという現状については、大変残念ですが、何卒、ご事情をご理解くださるようお願いいたします。 なお、日本並びにネパールの新型コロナウィルスの感染状況の関係で、運営委員会では2020年度のNCFネパールスタディツアーについては、中止せざるを得ないと判断いたしましたのでご報告し