早朝から草刈の里子ロサニ 3/4

国花である真っ赤なシャクナゲの長いレイを私の首に掛けてくれたロサニ。
彼女は現在お祖父さんとお祖母さんの3人暮らしだ。父親はバクタプールで養鶏所を、母親と兄はカトマンズで衣料品を売っていると言う。
「水道プロジェクト」の会議に村人の立場で参加していたお祖母さんから、「ロサニは早朝から草刈りに行っているから10時過ぎには帰ってくる」という伝言を受けた。
私が昨年4月チョーバス村を訪問した時、イベント用の机を友達と笑顔で運んでいるロサニの姿をカメラに納めた。その写真と里子達の集合写真、壮行会に集まった日本の里親達の写真を1枚の印画紙にまとめて手渡した。ウッタムさんが内容を説明してくれていたが、緊張してか、はにかんでか彼女の笑顔を見ることは出来なかった。「将来はどうするの?」と尋ねると、「10年生を卒業した後は母親の居るカトマンズに出て勉強を続けたい」と話してくれた。(原田裕子)


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