「2019ネパールスタディツアー」⑥運動会・チェッコリ体操
青く澄んだ空の下で、セティデビ学校の全生徒によるチェッコリ体操が始まった。「チェッコリン・リン・リン、チェッコリン~」。子どもたちが我々の動作に合わせて、手を頭に当て、腰を振る、皆笑顔だ。楽しそうだ! (亀山薫)
ヒマラヤの麓、チョーバス村のセティデビ小中学校でNCFとHEPEPが学校と協力し、初めて運動会が行われました。ネパールの学校には体育の授業がありません。子どもたちにとっては初めての体験です。玉入れ、徒競走、お菓子とり競争、綱引きなどに子どもたちは夢中なって参加していました。その、はじけるような笑顔を見て、子どもたちとは、こんなにも素直に喜びを表すのだと、改めて思いました。その笑顔が忘れられません。(小澤JUKU)
運動会当日は、日本では「秋晴れ」、子どもたちも「何が始まるの」とばかり、集まってくれました。チェッコリ体操から玉入れ競争、100ⅿ競争、お菓子くい競争、綱引きという順番に進み、子どもたちは一生懸命参加してくれました。景品もいっぱいもらってうれしそうです。最後までお天気が良く参加している子どもたちも私たち訪問団も日に焼けて真っ黒、初めての運動会でどうなることかと思っていましたが見学者も子どもたちも楽しんでくれたのでホッとしました。今回参加できなかった奇数学年の子どもたちも来年は一緒に楽しい運動会になるよう、楽しみにしていてください。 (山岡悦子)
「ネパールには『体育』や『音楽』の教科がない」と聞いて大変驚きました。今回はそこで「運動会をやる!」ことになり、果たしてネパールの子どもたちに受け入れてもらえるのだろうかという不安も感じましたが、最初の競技「玉入れ」が始まり、夢中で玉を投げる姿を見てそれは吹き飛びました。日本の学校に比べたら雑草が生え、大小の石が転がる、よいとはいえないグランドコンディションでしたが、ゴールめざして走り、力いっぱい綱を引く子どもたちを見て運動会の成功を実感しました。(石田千恵子)
当初は6年生と10年生の2学年だけの参加予定が、当日、10年生までの偶数学年に変わり応援側に回った奇数学年の子どもたちにも最後に綱引きに参加できるようにしたことは、セティデビ小中学校の子どもたち全員に運動会を体験してもらったことに なり、とてもよかったと思いました。当初、全学年が350人(後に実際は250人だった)だと伝えられたため、全学年対象とすることは難しいと判断し、10年生と6年生の2学年・約55人程度として準備を始めました。しかし、2学年だけで全競技を行うのは出ずっぱりになることから、出発の1週間前に4年生も対象に加えようと変更を決めました。ところが、運動会当日、学校に着いたら校長先生から「祭りが終わった直後で今日はお休みしている生徒が多い」と告げられました。急いで出席簿を取り寄せ確認したとこ、各学年とも出席者は約半数でした。これでは参加者が少なすぎるということで、急遽、偶数学年(10,8,6,4,2年生)を対象にすることにしました。これに合わせて、参加賞、総合勝利チーム賞や100m走の賞品の変更を検討しなければならない事態になるという、ヒアヒアものの状態でした。 (亀山薫)
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