「2019ネパールスタディツアー」⑪運動会・閉会式


子どもたちの運動会は暑いのに開会前、待っているときにも乱れることなくじっと太陽を浴びながら並んでいるのには感心したというか、少しかわいそうにも思いました。日本の子どもならワイワイふざけたりおしゃべりしたりするのに…。それとて決して押し付けで締め付けて教育しているという雰囲気はなかったです。山の中の国民性かしら?
運動会は当初言葉もわからず体育というものもやっていないのだから4種目なんて無理なんじゃないかなと思っていましたが、結構スムーズに運び100ⅿ走を全力で走ったり(もっとも距離は短くしたが)玉入れや綱引きなど集団でやるものにはとても意欲的でいい顔をして取り組んでいました。学校訪問して子どもたちと交流できたのが一番良かったです。次回からは先生たちと懇談ができたらいいですね。(片山洋子)

チョーバス村ではもちろん運動会を実施したことが特別な取り組みでした。運動会を決めた以降準備が大変で、あれやこれや心配したけど、いざやってみたら子どもたちも先生方も大盛り上がりで大変喜んでくれました。来年もやると約束したので必ずやらなければなりません。里子や村人への古着のプレゼントも今回は多くの人から寄贈していただいて大量に持ち込み、二つの学校に計画的に配分できたことはとても良かったと思います。(山岡満)

ツアー参加者一人ひとりが自覚的に積極的に運動会に取り組み、不十分な準備状況にも臨機応変に対応し、計画になくとも、その都度最良の方法を選び出す、自立した集団行動を体験しました。
里子へ学用品を配布するHEE-NEPの定期的な活動に参加するだけでなく、セティビ小中学校に通う生徒全員とふれあうことが出来たこと、運動会が校長先生をはじめとする先生方を含めた学校全体の行事となったことで、私たちの就学支援活動はひと回り大きな活動に脱皮したと言えます。
事前にネパールに渡り、学校との調整・準備に奔走してくれた先発隊に感謝すると共に、里子卒業生のサンタ君がコーディネーターとして学校とHEE-NEP との橋渡しをしてくれることを期待しています。(原田裕子)


閉会式で挨拶をした私の「楽しかったですか」という問いに、全生徒が「はい、楽しかったです」と大きな声で応えてくれた。そして、参加賞のTシャツや賞品をもらって、子どもたちは嬉しそうな笑顔を見せてくれた。この笑顔を見て、運動会をやって良かったなぁとしみじみと思った。(亀山薫)


運動会の閉会式で学校長や地区長からのあいさつで、大変すばらしい贈り物をいただいた、来年も続けて開催してほしいとお願いされました。NCFとしても、今回参加できなかった奇数学年の子どもたちには、進級して偶数学年になる来年はあなた方の番ですから楽しみにして待っていてくださいと約束をしました。
終了後の荷物の片づけ時に校長先生から、子どもたちに練習させるからと綱と玉入れの玉を学校に預けてして欲しいと申し出がありました。おそらく、校長は周辺の学校に鼻高々で吹聴するのではないかと思われます。 (亀山薫)







                     (片山洋子)

                ○綱引きのかけ声セイハーとネパールの子

                    汗光らせて勝負楽しむ



                ○並びたる古着の山に村人は
 
                    数多(あまた)手にして笑顔覗かす



                ○村人の持ち来るロキシー酌み交わし

                    ファイヤー囲みて踊りの輪となる




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