ポカラ観光 Women's Skills 3/30

WSDO(Woman’s Skills Development Organization)という1975年設立の女性の自立支援施設で代表のラムカリさんにお話を伺うことができました。WSDOは病気や障がいのある人、カーストの低い人、シングルマザーなど十分に収入を得られない女性が生活に必要な現金収入を得るためのスキル(糸からの染色、機織り、縫製、デザインなど)を無償で教育訓練する施設です。18歳〜45歳までの女性が3ヶ月で技術を習得します。そのトレーニング代や材料を無償で提供し商品をつくるとその代金を渡す仕組みです。遠方や山奥などで毎日施設に来られない人には在宅作業も認められています。体の不自由な人もそのシステムで参加が可能になっているそうです。そこで作られる商品はクオリティーの高さと商品の多さで日本やイタリアなど12カ国にフェアトレードで輸出されているとか。

会長自身も貧しい最北のフン村の生まれで勤めた役場の仕事で村の女性の過酷な状況を知ることになります。ユニセフからのピルが政府に入ったことで「産児制限をして特に女性の健康の向上と貧しさに歯止めをかけること」を上司に相談し実施した経験をもっていました。75郡を回る中で子どもが勉強出来ない環境や薬も買えずにいる現状をなんとかしたいと考え、そのためにも女性が現金収入を得られるよう会長がチベットから習った手作り品で実現したいと思うようになったこと。イギリスからのボランティアやJICAからの支援ではニーズを聞くことが商品作りには大切なことも教えてもらい、より良い施設になっていったとも。

女性たちはここで得た収入は子どもの学費や祭事の費用に充てるそうです。会長から組織の成り立ちや現状をお聞きし改めてネパールの女性が置かれている現状を知ることができました。カースト制度の中で更にある女性の地位の現実に疑問を持ち、文字通り体を張って行動してきた会長に心底敬意を表し若いスタッフが担うこれからのWSDOの発展を願わずにはいられません。 (須崎歌子)
 
 
 





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